とあるデヴェロッパーからの依頼で、関東近郊にて地域活性化の核となる大型開発の計画依頼を受けた。プログラムは広大な敷地の中に所業施設やホテル、高齢者住宅、ジム、温泉等を配する。
計画コンセプトは敷地の広さを生かし、建築と庭園が一体化した伸びやかな計画を目指した。敷地の形状に合わせ大きな弧を描く商業施設と、中心核になる円の中にホテルや温泉などを設置し、平野の中の核になるような部分をつくった。二つの大空間は広場やペデストリアンデッキを通じて接続する。
いわば、全体の計画は高層化する東京の都市計画へのアンチテーゼであり、超高層都市でなく超低層都市の実現を意図している。これらの考え方は現在計画中の案件にも引き継がれている。