わたしたちの事務所ではプレゼンでアクソメトリックをよく使います。 空間や動線の関係性が表現しやすく、各部の機能も色分けなどで分類することができるからです。上記はある再開発(ARC-PROJECT)のプレゼンです。

これは大阪北ヤードコンペティションのプレゼンテーション。ネットワークとボリュームがレイヤー化する構造を表現しています。

これは工場のコンペティションのプレゼンテーション、1-2階が工場、3-4階が事務所という構成や、ファサードのデザインを表現しています。

わたしたちはインテリアデザインでも頻繁にアクソメトリックをプレゼンに使っています。これは学校の教室リノベーション計画ですが、建築と家具、設備の関係性が表現しやすいです。

断面と組み合わせたプレゼンも良く使っています。若いころフォスターアシエイツや、レンゾ・ピアノの断面プレゼンをよく見ていたせいかもしれないです。人を入れると雰囲気が出ます。

単なる図面では表現できない、だけど模型やパースでも表せない全体の構成やネットワークなどを伝える上で、アクソメトリックは良い表現手段です。その起源は18世紀ヨーロッパや中国で発展した技法というのが面白いですね。