和田実学園のパブリックアートについてご説明します。

山手線沿いで目白駅前の絶好な場所に位置する学園として、南側外装に象徴的なデザインを施すことを意図し、私たちのパートナーであるアートディレクターの鈴木晶久と協働し、アーティストでグラフィックを得意とするリッキー・カソ氏を学園理事の門山辰也氏と選定しました。

デザインのベースになった写真、カソ氏自身が井の頭公園で撮影したものです。これを彼はアスキーアートに変換しました。

このアスキーアートデザインをベースに、文字を図面化し、レーザー加工で切り出し、一枚ずつベースとなるアートに貼りつけることにしました。アートの実際の製作と加工は鉄工所をベースにデザインも行う「EXITデザインワークス」が行いました。

鉄工所での取付風景、文字数は900字を超えていた。

実際の取り付けは建築全体の施工会社である東洋建設が行いました。パネルはそれぞれナンバリングされ、一枚ずつ取り付けられていきます。

足場が外れてアートが現れた瞬間は感動しました。このように多くの人たちの手が関わって目白駅前に世界最大級のアスキーアートが実現したのです。竣工後アレ知っています、という人が多くて、アートが多くの人の目に触れているのは嬉しい限りです。